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2026.05.14
「ホームページを作ったのに、なぜか問い合わせが来ない」と悩んでいませんか。その原因の多くは、デザインではなく「コピー(文章)」にあります。この記事では、ホームページ制作を専門とするWEB制作.comが実案件で使っている考え方をもとに、セールスコピーの基礎から実践的な書き方まで7つのステップで解説します。大阪を中心とした中小企業・地域ビジネスのオーナーが今日から使える内容にまとめました。
セールスコピーとキャッチコピーは、しばしば同じ意味で使われますが、目的がまったく異なります。まずこの違いを整理することが、効果的な文章を書く第一歩です。
一般的に「コピー」と呼ばれる文章には、大きく2種類あります。
| 種類 | 目的 | 主な使用場面 | 例 |
|---|---|---|---|
| イメージコピー(キャッチコピー) | ブランドの印象を高める・認知を広げる | テレビCM・雑誌広告・企業ロゴ周辺 | 「Just Do It.」(Nike) |
| セールスコピー | 読者に行動を起こさせる(購入・問い合わせ・申し込み) | ホームページ・LP・メルマガ・チラシ | 「今すぐ無料で相談する」「〇〇が解決します」 |
イメージコピーは記憶に残る言葉で好感度を上げることが目的です。一方、セールスコピーは読者に「次の行動」を取らせることが目的です。ホームページで成果を出したいなら、セールスコピーの考え方が不可欠です。
ホームページ上のセールスコピーは、単なる説明文ではありません。訪問者を「興味を持った状態」から「問い合わせ・購入」へと誘導するための設計された文章です。
具体的には、以下の箇所にセールスコピーが必要です。
これらすべての箇所で、読者の心理に沿った言葉を選ぶことが重要です。
多くの中小企業のホームページを見ると、共通する「落とし穴」があります。それは、書く側の都合で文章が構成されているという点です。
「あるある」と感じる失敗パターンを見てみましょう。
よくある自社目線の商品説明(NG例)
当社は創業20年の実績を持ち、最新の設備を導入した高品質な外壁塗装を提供しています。使用する塗料はすべて国内メーカーの一級品です。
この文章、何が問題なのでしょうか。「創業年数」「設備の新しさ」「塗料のグレード」は、すべて売り手側の情報です。読者が知りたいのは「それが自分にとって何の得になるか」です。
読者視点に変えたセールスコピー(OK例)
「塗り替えから何年持つんだろう」と心配していませんか?私たちが使う塗料は耐用年数15〜20年。一度の工事で長く守れるので、10年後に再塗装する手間と費用(約80〜120万円)を節約できます。
同じサービスの説明でも、読者が「自分の問題が解決できる」と感じる言葉に変わっています。
「メリット」と「ベネフィット」は混同されがちですが、明確に違います。
| メリット(機能・特徴) | ベネフィット(読者が得られること) |
|---|---|
| 高品質な素材を使用 | 10年後も色あせない外壁で、塗り替えコストが30万円削減できる |
| 24時間対応 | 急なトラブルでも深夜に対応してもらえるから安心 |
| 経験10年のスタッフが担当 | 「何度も説明し直す手間」がなく、一発でイメージを伝えられる |
セールスコピーで伝えるべきは、ほぼ常にベネフィットです。機能説明はその根拠として使います。
ここからが記事の中核です。実際に使えるセールスコピーを書くための7ステップを順番に解説します。
「全員に届く文章」は、誰にも刺さりません。セールスコピーを書く前に、まず「この文章を読む1人の人物」を具体的にイメージします。
ペルソナ設定の例
このペルソナが具体的であればあるほど、言葉選びが変わります。「外壁塗装業を営む45歳のあなたに向けて」と書けるようになるからです。
ペルソナ設定の詳しい方法については、下記の記事もあわせてご覧ください。
ペルソナが設定できたら、次は「表面的なニーズ」の奥にある「本質的な欲求」を探ります。
「外壁塗装の依頼が欲しい」という表面的なニーズの裏には何があるでしょうか。
セールスコピーで刺さる言葉は、この「本質的な欲求」に触れた言葉です。「問い合わせを増やす」だけでなく、「営業しなくても仕事が来る状態を作る」という表現のほうが心に響きます。
「他社でなく自社を選ぶ理由」が言語化できていないと、価格競争に巻き込まれます。次の問いに答えてみてください。
これを言葉にすることで、「私たちは〇〇という点で他とは違います」という差別化メッセージが生まれます。
フレームワークを使うと、説得力のある文章構造を効率よく作れます。特に有名な「PASONA法則」を紹介します。
PASONA法則とは
| 要素 | 意味 |
|---|---|
| Problem(問題) | 読者の悩み・痛みを提示する |
| Agitation(煽り) | その問題を放置するとどうなるか |
| Solution(解決策) | 解決策を提示する |
| Offer(提案) | 具体的な内容・価格・条件 |
| Narrowing down(絞り込み) | 対象者・期間・数量を限定する |
| Action(行動) | 行動を促す |
大阪の税理士事務所を例にしたPASONA法則の適用例
P(問題) 「確定申告の時期になるたびに、何日も作業に追われていませんか?」
>
A(煽り) 売上が増えるほど処理が複雑になり、ミスが増えると税務調査のリスクも高まります。経営の判断に集中すべき時間が、書類整理に消えてしまっている状態です。
>
S(解決策) 私たちは大阪の中小企業・個人事業主専門の税理士事務所として、帳簿入力から確定申告まで一括でお引き受けします。月次の数字を毎月報告するので、いつでも経営状況を把握できます。
>
O(提案) 月額顧問料プラン:月2.5万円〜(年商1,000万円未満の場合)。初回相談・見積もりは無料。
>
N(絞り込み) 現在、新規受付は月3社まで。定員を超えた場合はご案内できません。
>
A(行動) まずは無料相談フォームからお気軽にご連絡ください。
※上記は架空の事例です。
このように当てはめるだけで、読者を行動まで導く文章の骨格が完成します。
AIDMA(Attention・Interest・Desire・Memory・Action)も、ホームページの全体構成を設計するときに有効なフレームワークです。TOPページがAttention、サービス詳細がInterest〜Desire、実績・事例がMemory、CTAがActionに対応させると整理しやすくなります。
「たくさんのお客様に喜ばれています」より「累計1,200件の実績・顧客満足度94%」のほうが信頼されます。数字は嘘をつかないからです。
使える数字・社会的証明の種類
数字を使う際は、根拠があるものだけを記載し、誇張は避けてください。
ここまで整理した素材を、ホームページの各箇所に配置します。次の見出し「ホームページ各箇所別・セールスコピー設計ガイド」で詳しく解説しますが、配置の考え方として覚えておきたいのは「上から読んでいくだけで購入の意思決定ができる流れ」を作ることです。
この4段階が自然につながるように設計します。
セールスコピーは「書いたら終わり」ではありません。公開後に必ず効果を測定して、改善を繰り返します。
検証に使えるツール
特にClarityのスクロール率マップは、「CTAがスクロール到達圏内にあるか」を確認するのに便利です。スクロール50%以下で大半のユーザーが離脱しているなら、CTAの位置を上げるか、途中にも設置することを検討してください。
ここでは、ホームページの各パーツごとにセールスコピーをどう設計するかを具体的に解説します。
訪問者がページを開いてから最初に目にするのがキャッチコピーです。人間の注意持続時間は非常に短く、最初の数秒で「このページは自分に関係ある」と感じなければ離脱されます。
良いキャッチコピーの条件は「誰のためのサービスか」「何が得られるか」が一瞬で伝わることです。
NG例と改善例
| NG(漠然としている) | OK(具体的・読者に刺さる) |
|---|---|
| 信頼と実績のホームページ制作 | 問い合わせが3倍になったホームページを、大阪で作る |
| 高品質な外壁塗装をご提供 | 塗り替え後15年間、雨漏りゼロ。大阪の外壁塗装専門店 |
| 丁寧な税務申告をサポート | 確定申告の悩みを丸ごとお任せ。大阪の中小企業専門税理士 |
※上記は参考として作成した例文です。
キャッチコピーの直後にあるリード文は、読者に「この先を読み続けよう」と思わせる役割を持ちます。おすすめの構成は次の3行です。
読者が冒頭を読んで「まさにこれが自分の悩みだ」と感じた瞬間、最後まで読んでもらえる確率が大幅に上がります。
ボディコピーはサービスの詳細を伝える部分です。ここでの鉄則は「主張→根拠→証明」の順で書くことです。
根拠のない主張は、読者に「本当かな?」と思わせるだけです。できるだけ数字・事例・証言で裏付けを取るようにしてください。
CTAはセールスコピーの中でも最も軽視されがちな部分ですが、実は最も重要です。ボタンのテキスト1つで問い合わせ率が大きく変わります。
NG例(行動が起きにくいCTA)
これらは「何をするか」はわかりますが、「何が得られるか」が伝わりません。
OK例(クリックされやすいCTA)
| ビフォー(NG) | アフター(OK) |
|---|---|
| お問い合わせはこちら | 無料で相談する(返信は24時間以内) |
| 詳細を見る | 料金プランを確認する(月2.5万円〜) |
| 送信する | 今すぐ無料見積もりを依頼する |
| 資料請求 | 事例集を無料でダウンロードする |
さらに「CTAの周囲に不安を取り除く一文を添える」と効果が上がります。
「しつこい営業電話はしません。気軽なご相談から歓迎です」
この一文があるだけで、問い合わせのハードルが下がります。
CTAは1ページに複数設置することも重要です。スクロール上部・中間・最下部の3か所が基本です。
CTAボタンの周囲に「営業電話はしません」「返信は24時間以内」などの一文を添えると、問い合わせへの心理的ハードルが大幅に下がります。特にBtoB・地域ビジネスでは効果的です。
大阪を中心とした中小企業・地域ビジネスには、一般的なセールスコピー論とは少し異なる配慮が必要です。
通販LP等でよく使われる「今すぐ買わないと損します!」「限定3名!」といった煽り型コピーは、BtoBや地域密着ビジネスでは逆効果になる場合があります。
理由
大阪の中小企業のホームページでよく見るNG例として、次のようなものがあります。
例)「今月中のご依頼に限り、特別価格で対応します!残り3枠!今すぐお問い合わせを!」
外壁塗装や会計事務所などで、このような表現を使うと「なぜそんなに急かすのか」と不信感を持たれます。
【例①】大阪の外壁塗装業者
ビフォー(NG)
弊社は高品質な塗料と優れた施工技術で、お客様のお宅を長く守ります。お気軽にお問い合わせください。
アフター(OK)
例)「10年前に塗り替えたのに、また剥がれてきた」そんなお悩みを抱える大阪市内のお客様から、年間200件以上のご相談をいただいています。使用する塗料は耐用年数15〜20年。施工後も年1回の無料点検サービスで、長期にわたって建物を守ります。まずはお気軽に現地確認(無料)からどうぞ。
【例②】大阪の会計・税理士事務所
ビフォー(NG)
経験豊富な税理士が丁寧に対応いたします。法人税・消費税・確定申告など、幅広く対応可能です。
アフター(OK)
例)「顧問税理士が高くて、なかなか相談できない」という声をよく聞きます。私たちは大阪市内の中小企業・個人事業主専門として、月2.5万円〜の明確な料金体系を設けています。契約後も毎月の月次報告で「今月の利益がいくらか」を数字で確認できるので、経営判断がスムーズになると喜ばれています。
このように、「お客様の悩みの声」から始めると、読者は「ここは自分のことをわかってくれる」と感じます。信頼は機能の説明よりも、共感から生まれます。
ChatGPTをはじめとするAIツールは、セールスコピーの「ネタ出し」に非常に有効です。ただし、使い方を間違えると逆効果になります。
AIにコピーを書かせる基本フローは次のとおりです。
ステップ4が最も重要です。AIが出した文章をそのまま使ってはいけない理由が2つあります。
AIはあくまで「アイデア出しの壁打ち相手」として使い、最終的な言葉は自分の判断で選んでください。
AIが生成したコピーに含まれる数字・実績・お客様の声は、必ず自社の実際のデータに置き換えてください。架空の数値をそのまま掲載すると、景品表示法上の問題になる場合があります。
以下は実際に使えるプロンプトです。[ ]内を自社情報に書き換えて使ってください。
あなたはプロのコピーライターです。以下の条件で、ホームページのキャッチコピーを10案作成してください。
【業種】[例:大阪の外壁塗装業者]
【ターゲット】[例:築15年以上の一戸建てを所有する大阪市内の50代男性]
【ターゲットの悩み】[例:外壁の汚れや劣化が気になるが、業者選びで失敗したくない]
【提供できるベネフィット】[例:施工後15年保証・年1回の無料点検つき]
【競合との違い】[例:大手の下請けを一切使わず自社職人が施工]
条件:
- 読んだ瞬間にターゲットの悩みに刺さる表現にする
- 煽り型の表現は使わない(地域密着ビジネスのため信頼重視)
- 30文字以内で簡潔に
- バリエーションは「問題提起型」「解決型」「実績訴求型」を含めること
このプロンプトをベースに、FAQやボディコピー、CTAのバリエーション出しにも応用できます。プロンプトに「PASONA法則で構成して」と加えると、フレームワークに沿った文章をまとめて出力させることも可能です。
ホームページ更新代行 大阪|費用・選び方・失敗しない依頼術
ホームページ制作を大阪で依頼する前に知っておくべき7つのこと【費用・選び方・失敗例】
【大阪】ホームページ制作代行とは?丸投げ前の全手順・費用・失敗しない選び方を解説
Q. セールスコピーとキャッチコピーの違いは何ですか?
A. キャッチコピーはブランドの印象や認知を高めることを目的とした「イメージコピー」の一種です。一方、セールスコピーは読者に「問い合わせ」「購入」「申し込み」などの行動を起こさせることを目的とした文章です。ホームページで成果を上げるには、ブランドイメージよりも行動を促すセールスコピーの設計が重要になります。
Q. PASONA法則はどのような業種でも使えますか?BtoBでも有効ですか?
A. BtoBでも有効ですが、使い方に注意が必要です。BtoCでは感情的な煽り(Agitation)が効果的な場合がありますが、BtoBでは「放置すると損失がある」という論理的なリスク提示のほうが適しています。また、Narrowing downの「限定訴求」は稟議が必要なBtoBでは逆効果になりやすいため、代わりに「初回相談無料」などの心理的ハードルを下げる要素に置き換えると効果的です。
Q. 文章を書くのが苦手でもセールスコピーは作れますか?
A. 作れます。重要なのは文章の上手さより「ターゲットの悩みを正確に理解していること」です。お客様からよく言われる言葉・よく受ける質問・お礼のメッセージをそのまま書き出し、PASONA法則などのフレームワークに当てはめるだけで、説得力のある文章の骨格が作れます。ChatGPTなどのAIツールでたたき台を作り、自社の言葉に直す方法も有効です。
Q. ホームページのコピーをAIで作成してもSEO上の問題はないですか?
A. Googleは現時点で「AIが生成したコンテンツ」自体をペナルティの対象にしていません。問題になるのは、品質の低い・独自性のない・事実と異なる内容を大量に公開した場合です。AIで作成したコピーであっても、自社の実績・事例・独自の言葉で編集・補強した内容であれば、SEO上の問題は基本的に生じません。最終的な内容の責任は必ず人間が確認・担保してください。
Q. セールスコピーを外注する場合、費用の目安はどのくらいですか?
A. コピーライターへの外注費用は、範囲・実績によって大きく異なります。目安として、TOPページのキャッチコピー〜リード文で3〜10万円、LP1本のフルコピーで10〜50万円程度が相場とされています。ただし、コピーだけ外注してもホームページのデザイン・構成と連動していなければ効果が出にくいケースがあります。WEB制作.comでは、ホームページ制作とあわせてコピーの設計もサポートしていますので、まずはお気軽にご相談ください。
セールスコピーを学ぶと、フレームワークや言葉のテクニックに目が行きがちです。しかし、最も重要なのは技術よりも「誰に・何を・なぜ伝えるか」という前提の整理です。
この記事で解説した7ステップを振り返ると、最初に行うのはペルソナ設定(ターゲットを1人に絞る)と欲求の深掘りです。これが定まっていなければ、どんなフレームワークに当てはめても言葉が空虚になります。
まとめると、効果的なセールスコピーを書くための出発点は次の3つです。
この3つが揃って初めて、読者の心に届く言葉が生まれます。ホームページのデザインをどれだけ整えても、文章が「商品説明」のままであれば、訪問者は行動しません。今日から、まず「誰のために書くか」を決めることから始めてみてください。
ホームページのコピー設計についてお悩みの方は、WEB制作.comのサービスページも参考にしてください。
ホームページのコピーを改善したいが、どこから手をつければいいかわからない方は、まずは無料相談をご利用ください。大阪・西区北堀江のホームページ制作会社として、実績をもとにアドバイスします。