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2026.05.23
SNSでWebページをシェアしたとき、タイトルや画像が自動で表示される――その仕組みを支えているのが「OGP」です。OGPを正しく設定すれば、シェアされるたびにクリック率向上が期待できます。本記事では、OGPの基本から具体的な設定方法・推奨画像サイズ・トラブル解決策まで、Webサイト初心者の方にもわかりやすく解説します。
OGP(Open Graph Protocol)とは、WebページがSNSでシェアされたときに表示されるタイトル・説明文・画像・URLなどの情報をコントロールするための仕組みです。Facebookを運営するMeta社が策定し、現在はFacebook・X(旧Twitter)・LINEなど主要なSNSで広く採用されています。
OGPはHTMLの<head>内に記述するog:から始まるメタタグによって設定します。設定しない場合、SNSのクローラーがページ内容を自動的に解析して表示しようとしますが、意図しない画像や説明文が表示されることがあります。
たとえば、ホームページのURLをLINEで友人に送ったとき、サムネイル画像・タイトル・一言説明が表示されますよね。あの表示をコントロールしやすくなるのがOGPです。なお、SNS側の仕様変更やキャッシュの影響で意図通りに表示されない場合があります。
OGP未設定の場合:SNS側がページ内の画像やテキストを自動選択するため、ロゴが小さく表示されたり関係のない画像が出たりと、見栄えが悪くなります。
OGP設定済みの場合:狙った画像・タイトル・説明文が表示されやすくなり、ブランドイメージを統一した状態でシェアされます。
OGPを設定することで得られるメリットは主に4つあります。
特に、ホームページ制作やリニューアルを行う際は、OGP設定まで含めて対応することが重要です。当社でも、Webサイト制作時にOGP設定を標準作業として実施しています。詳しくは制作サービスページをご覧ください。
OGPはHTMLの<head>タグ内に記述します。OGP公式仕様で定められた必須プロパティは4つ、それに加えて設定が強く推奨されるタグがあります。
| タグ名 | 内容 | 例 |
|---|---|---|
og:title |
ページのタイトル | ホームページ制作 大阪|WEB制作.com |
og:type |
コンテンツの種類 | website(トップページ)/ article(記事) |
og:image |
シェア時に表示される画像URL | https://example.com/images/ogp.jpg |
og:url |
ページの正規URL | https://example.com/about/ |
| タグ名 | 内容 | 例 |
|---|---|---|
og:description |
ページの説明文(120字程度) | 大阪のホームページ制作会社。格安・高品質でご提供。 |
og:site_name |
サイト名 | WEB制作.com |
| タグ名 | 内容 | 例 |
|---|---|---|
og:locale |
コンテンツの言語・地域 | ja_JP |
og:image:alt |
OGP画像の代替テキスト | ホームページ制作サービスのイメージ画像 |
実際のHTML記述例は以下のとおりです。
<head>
<meta property="og:title" content="ページタイトル|サイト名" />
<meta property="og:type" content="website" />
<meta property="og:image" content="https://example.com/images/ogp.jpg" />
<meta property="og:url" content="https://example.com/page/" />
<!-- 推奨タグ -->
<meta property="og:description" content="ページの説明文を120文字程度で入力します。" />
<meta property="og:site_name" content="サイト名" />
</head>
og:typeはページの種類によって値を変えます。
website:トップページや固定ページ(会社概要・サービスページなど)article:ブログ記事・コラム・ニュースなどの投稿ページトップページには必ずwebsite、記事ページにはarticleを指定するのが基本です。
og:imageに設定する画像の実務上の汎用推奨サイズは横1200px × 縦630px(アスペクト比1.91:1)です。Facebook・X・LINEで表示が崩れにくい実務上の目安として、このサイズに統一するのが実務上最もよく使われる方法です。
| SNS | 推奨サイズ | 実務上の最小目安 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 1200×630px | 600×315px程度 | 600px未満は小さく表示される場合あり | |
| X(旧Twitter) | 実務上1200×630pxが流用される(公式はアスペクト比2:1) | 300×157px程度 | 1200×630pxはFacebook基準の流用。X公式は2:1比率・最小300×157px・最大4096×4096px・5MB未満。summary_large_imageで大きく表示可(公式仕様は変更される場合あり) |
| LINE | 1200×630px | 400×400px目安(公式未確定・環境により表示が変わるため実機確認推奨) | 中央部分が正方形に切り抜かれる場合あり(公式未確定) |
上記の最小サイズはSNS公式が明示している値ではなく、実務上の推奨値です。各SNSの仕様は予告なく変更される場合があるため、最新情報は各プラットフォームの公式ドキュメントをご確認ください。
og:image:altタグにも代替テキストを設定することが推奨されています。Facebookは基本的なOGPタグ(og:title / og:description / og:image / og:url / og:type)をそのまま読み取ります。追加でfb:app_idタグを設定すると、シェアデバッガーとの連携がよりスムーズになります。
<!-- Facebook向け追加設定 -->
<meta property="fb:app_id" content="YOUR_APP_ID" />
なお、fb:app_idはなくても基本的な表示には影響しません。
Xは独自の「Twitter Card」タグを使います。twitter:cardの値によって表示スタイルが変わります。
<!-- X(旧Twitter)向けTwitter Cardタグ -->
<meta name="twitter:card" content="summary_large_image" />
<meta name="twitter:site" content="@アカウント名" />
<meta name="twitter:title" content="ページタイトル" />
<meta name="twitter:description" content="説明文" />
<meta name="twitter:image" content="https://example.com/images/ogp.jpg" />
twitter:card の2種類の違い
summary:画像が小さく(左側に正方形)表示され、テキストが主体の投稿に向いています。summary_large_image:画像が大きく(横長で上部に)表示され、視覚的に訴求力が高まります。記事・サービスページにはsummary_large_imageを推奨します。XはOGタグをある程度読み取りますが、Twitter Cardタグが明示されているとより確実に意図した通りに表示されます。
LINEは基本的にFacebookと同じOGPタグ(og:title / og:description / og:image)を読み取ります。LINE専用のタグを別途設定する必要はありません。
ただし、LINEでは画像が正方形にトリミングされて表示される場合があります。ロゴや文字など重要な要素は必ず画像中央に配置するようにしましょう。また、LINEはog:imageのキャッシュをかなり長期間保持する傾向があるため、画像を差し替えたあとに古い画像が表示され続けることがあります(対処法は後述します)。
WordPressではプラグインを使うことで、コードを直接編集しなくてもOGPを簡単に設定できます。代表的なプラグインは以下の2つです。
プラグインのバージョンによって画面名称が異なる場合があります。メニュー名が見つからない場合はYoast SEO公式ドキュメントをご参照ください。
どちらのプラグインを選ぶべきか?
どちらも主要な機能は同等です。All in One SEOは直感的なUIで初心者向け、Yoast SEOはSEOコンテンツ分析機能が充実しており中〜上級者向けという印象です。どちらか一方だけ有効化して使いましょう(両方同時利用は非推奨)。
ホームページ制作の際のWordPressプラグイン選定でお悩みの方は、当社へのお問い合わせからご相談ください。
OGPを設定したら、実際にSNSでどう表示されるか確認することが重要です。以下のツールを活用しましょう。
Meta社が提供する公式ツールで、FacebookでのOGP表示をリアルタイムで確認・デバッグできます。
URL:https://developers.facebook.com/tools/debug/
X(旧Twitter)公式のCard Validatorは2026年時点で利用できない場合があります。代わりに、第三者プレビューツールの利用を推奨します。
LINEには公式の確認ツールがありませんが、以下の方法で確認・キャッシュ更新ができます。
?v=2)方法が有効です。OGPを設定したのに正しく表示されない場合は、以下を順番に確認してください。
原因:SNSのキャッシュに古い情報が残っている可能性が高いです。
?v=20240601)。原因:OGPタグの記述ミスやWordPressプラグインの設定漏れが考えられます。
og:title等のタグが正しく出力されているか確認する。原因:画像サイズがSNSの要件を満たしていないか、重要な要素が端に寄っています。
原因:アイキャッチ画像が設定されていない、またはプラグインのデフォルト画像設定が空になっています。
原因:LINEはOGPキャッシュの保持期間が長く、手動でのリセット手段がありません。
ogp.jpg?v=2)。Q. OGPを設定しないとSEOに悪影響がありますか?
A. Googleの検索順位に直接影響するわけではありませんが、SNSシェア時の見た目が悪くなりクリック率が下がります。結果的に流入が減り、間接的にSEOへの悪影響につながる可能性があります。
Q. og:imageは何枚設定できますか?
A. 複数のog:imageタグを記述することは技術的に可能ですが、基本的には最初に読み込まれた1枚が使用されます。管理の煩雑さを避けるため、1ページにつき1枚の設定を推奨します。
Q. 全ページに同じOGP画像を設定してもいいですか?
A. トップページと同じ画像を使い回すと、どのページがシェアされても同じ見た目になります。記事・サービスページごとに専用のOGP画像を用意するとクリック率の向上が期待できます。
Q. WordPressでOGPを設定するのにプログラミング知識は必要ですか?
A. All in One SEOやYoast SEOなどのプラグインを使えば、コードを書かずに設定できます。管理画面の操作だけで対応可能なため、プログラミング知識がなくても問題ありません。
Q. OGP画像はJPGとPNG、どちらがよいですか?
A. どちらでも問題ありませんが、写真系ならJPG(ファイルサイズ小)、ロゴ・テキストを含むデザイン画像ならPNG(画質劣化なし)が向いています。いずれも1MB以内に収めるようにしましょう。
OGPとは、WebページがSNSでシェアされたときのタイトル・説明文・画像を制御するためのプロトコルです。設定することでクリック率向上・ブランドイメージ統一・SNS流入増加といった効果が期待できます。
summary_large_image を指定すると大きく表示されるOGPの設定は一度行えば長く効果が続く施策です。まだ設定していない方は、ぜひ今日から取り組んでみてください。ホームページの改善全般についてお悩みの方は、もあわせてご参照ください。