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2026.05.09
「お客様の声をホームページに載せたいけれど、どうやって集めればいいかわからない」「掲載しても問い合わせが増えている実感がない」——そんな悩みを持つ事業者の方は少なくありません。この記事では、お客様の声の集め方・書き方・ホームページへの載せ方・運用方法を体系的に解説します。掲載する声の選び方からCTAとの組み合わせ設計まで、実践ですぐに使えるノウハウをまとめています。
はじめてサービスや商品を検討する人が最も気にするのは「本当に大丈夫か」という不安です。公式サイトにどれだけ魅力的な文章が並んでいても、それは事業者が自分で書いた言葉です。一方でお客様の声は「第三者の評価」として機能し、訪問者に強い安心感を与えます。
マーケティングの世界では「社会的証明(ソーシャルプルーフ)」と呼ばれる心理効果で、「他の人も利用して満足している」という事実が、購入・問い合わせへの心理的ハードルを大きく下げます。特に高額サービスや初めて依頼する業種(ホームページ制作・リフォーム・士業など)では、この効果が顕著に表れます。
お客様の声は「後押し」の役割を果たします。すでに興味を持って訪問しているユーザーが、他者の成功体験を読んで「自分もこうなりたい」という感情を持つことで、問い合わせ・購入という行動に踏み切りやすくなります。
特に効果が高いのは、声の直後にCTA(問い合わせボタンや資料請求リンク)を配置する設計です。「読んで感情が高まっている瞬間」に行動を促す動線があれば、コンバージョン率の向上が期待できます。
お客様の声を集めるプロセスには、マーケティング以外のメリットもあります。アンケートやインタビューで集まった声には、サービスの強み・弱み・顧客が本当に重視していることが率直に表れます。
「スタッフの対応が丁寧だった」「納期に余裕があればよかった」といった声は、スタッフ教育や業務改善のヒントになります。また、「こんな使い方をしていた」という想定外の活用事例は、新たなサービス設計や訴求軸の発見につながることもあります。
お客様の声は、SEO(検索エンジン最適化)の観点からも有効なコンテンツです。理由は主に2つあります。
1つ目はコンテンツ量の増加です。定期的に新しい声を追加することで、ページのテキスト量が増え、検索エンジンに「活発に更新されているページ」として評価されやすくなります。
2つ目は自然なキーワード混入です。お客様が自分の言葉で書いた声には、事業者が意識していなかった検索キーワードが含まれることがあります。「大阪でホームページ作成を頼んで良かった」のような生の言葉が、ロングテールキーワードでの流入につながるケースもあります。
最もオーソドックスで集めやすい方法です。GoogleフォームやTypeformを使えば無料で作成でき、回答者の負担も少ないため回収率が高まります。
ポイントはサービス提供直後に送ることです。完了から時間が経つほど記憶が薄れ、回答率も下がります。「ご利用ありがとうございました」の連絡と一緒にフォームURLを送る習慣をつけると、安定して声を集められます。
質問数は3〜5問に絞るのが理想です。長すぎると途中離脱が増えます。必須の質問については後の「質問設計」の章で詳しく解説します。
アンケートフォームの送付後に反応がなかった場合、1週間ほど後に個別メールでフォローするのも効果的です。「お声を聞かせていただけると今後のサービス向上に役立てられます」という姿勢で伝えると、丁寧な印象を与えながら回答を促せます。
メールの文面は定型文を用意しておくと、担当者の負担を減らしつつ継続的に実施できます。
店舗や事務所を持つ事業者にとって、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)のレビューはすぐに活用できる声の宝庫です。
口頭や名刺・チラシで「Googleマップのレビューをいただけると嬉しいです」と案内するだけで、一定数の声が集まります。集まったGoogleレビューはホームページに引用して掲載することも可能です(Google利用規約に準拠した形で)。
Googleレビューをホームページに引用・掲載する場合は、Google利用規約(最新版)を必ず確認のうえ、公式の埋め込みウィジェット等を使用してください。利用規約は改定されることがあるため、定期的な確認をおすすめします。
Googleレビューには第三者プラットフォームの信頼性があるため、自社サイトに掲載した際に「作った声ではないか」という疑念を持たれにくいメリットがあります。
InstagramやXなどのSNSで自社サービスに言及した投稿を、お客様の許可を得てホームページに掲載する方法です。リアルな口コミとして機能するうえ、SNSの埋め込み機能を使えば掲載の手間も少なくて済みます。
活用するには、SNSで自社名やサービス名を定期的に検索し、好意的な投稿を見つけたら引用・掲載の許可をDMでお願いする流れが一般的です。
最も質の高い「お客様の声」が得られる方法です。電話・オンライン・対面でのインタビューを通じて、課題・サービスを選んだ理由・利用後の変化を詳しく聞き取り、読み応えのある事例として仕上げます。
インタビュー形式の声は制作事例ページ・導入事例ページと組み合わせると特に効果的です。「どんな企業がどんな課題を解決したか」が具体的に伝わるため、同様の課題を抱えた読者の共感を呼びやすくなります。
時間と手間はかかりますが、1件のインタビュー記事は複数のアンケートコメント以上の説得力を持ちます。
お客様の声の質は、アンケートの質問設計で8割が決まります。漠然と「ご感想をお聞かせください」と聞いても、「良かったです」という薄い回答しか集まりません。以下の3つの質問を軸に設計してください。
| 質問 | 狙い |
|---|---|
| ①ご利用前にどんな課題・悩みがありましたか? | 課題を言語化させ、同じ悩みを持つ読者に刺さる声を引き出す |
| ②弊社(当サービス)を選んだ決め手は何でしたか? | 他社との差別化ポイントを引き出す |
| ③ご利用後、どんな変化がありましたか?具体的に教えてください | 成果・効果をリアルな言葉で引き出す |
「具体的に教えてください」という一言を添えるだけで、回答の質が格段に上がります。また、数値で回答できる質問(「満足度を5段階で」「改善したと感じた割合を%で」など)を加えると、掲載時に使いやすい声が集まります。
集めた声を掲載する際は、「課題→選んだ理由→変化後」の3ステップ構成に整理することで、読者の共感を最大化できます。
【掲載例】
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「以前はホームページからの問い合わせがほぼゼロで、集客は紹介頼みでした。リニューアルを検討していたとき、e-webseisaku.comはヒアリングが丁寧で、ターゲット設定から一緒に考えてくれると聞いて依頼しました。制作後3ヶ月でオーガニック検索からの問い合わせが月5件に増え、今では新規顧客の4割がWebからになっています。」
このように「課題(問い合わせがゼロ)→理由(ヒアリングが丁寧)→変化(月5件に増加)」が一つの声に凝縮されると、読者は自分ごととして読めるようになります。
「とても満足しています」という声より、「問い合わせが月0件から5件に増えました」という声の方が、読者の心に刺さります。声を掲載する際は以下の要素を意識して整理してください。
ただし、お客様の言葉を過度に書き換えることは避けてください。表現を整える際は最小限にとどめ、本人確認の機会を設けることが重要です。
「良い声だけを並べたページは信用できない」と感じる読者は多くいます。軽微な不満や改善要望を混ぜて掲載することで、「正直に見せているサイト」という印象を与え、全体の信頼性が高まります。
たとえば「納期がもう少し早ければ良かった」という声とともに「現在は工程を見直し、納期短縮に取り組んでいます」という会社側のコメントを添えると、誠実さが伝わります。
完璧に見せようとするよりも、課題を認識して改善している姿勢を示す方が、読者の共感を得やすいです。
お客様の声を掲載する場所によって、効果の出方が変わります。目的に合わせて最適な場所を選びましょう。
| 掲載場所 | 効果・使い方 |
|---|---|
| トップページ | サイト全体の信頼感を底上げする。短い声(1〜2文)を3〜5件並べる形が効果的 |
| サービスページ | そのサービスを利用した声を掲載。サービス説明の直後に置くと購買意欲を高める |
| 制作事例ページ | インタビュー形式の詳細な声を掲載。課題・解決策・成果をセットで見せる |
| LP(ランディングページ) | 声をファーストビュー下やCTA上下に配置。直接コンバージョンを促す |
| 料金・費用ページ | 「高い」「安い」の判断に迷う読者に対して、「費用以上の価値があった」という声を添える |
特にサービスページとLPでは、サービス説明→お客様の声→CTAという流れを作ることで、読者が「購入・問い合わせをしたいという気持ち」になったタイミングで行動を促せます。
テキストだけの声より、顔写真つきの声は信頼性が大きく変わります。「実在する人物が語っている」ということが視覚的に伝わるためです。
顔写真の掲載が難しい場合は、業種のアイコンや企業ロゴを代わりに使う方法があります。それだけでも「どんな属性の人が利用したか」が伝わり、同じ業種の読者への訴求力が高まります。
動画形式のお客様の声は最も信頼性が高いコンテンツです。費用や手間はかかりますが、特に高額サービスや競合の多い分野では、動画インタビューが差別化の要因になります。
お客様の声は、デザインの見せ方一つで印象が大きく変わります。
ただし、デザインにこだわりすぎて声が読みにくくなるのは本末転倒です。あくまで声の内容が主役で、デザインはその内容を引き立てる役割です。
お客様の声を掲載するページ設計で最も重要なのが、声とCTAの距離です。
声を読んで「自分もこうなりたい」「相談してみたい」という感情が高まった瞬間に、問い合わせボタンや電話番号がすぐ目に入る配置にすることが、コンバージョン率を高める鍵です。
具体的には以下の配置が効果的です。
弊社のホームページ制作では、このような「声と導線の組み合わせ設計」をサービスページやLPの制作時に必ずご提案しています。
「自社に好意的な声だから問題ない」と判断して、許可なく掲載するのは絶対に避けてください。個人情報保護・肖像権・プライバシーの観点から、必ず本人の同意を書面またはメールで確認する必要があります。
掲載許可を取る際には、以下の内容を明示しましょう。
許可を取ったことを記録として残しておくことも重要です。後日「掲載した覚えがない」「そんな許可はしていない」というトラブルを防ぐためです。
お客様が書いてくれた文章を、ライターが書いたような流暢な文体に「整えすぎる」のは逆効果です。多少の語尾や誤字を修正する程度にとどめ、その人らしい言葉のニュアンスを残すことが、リアリティを生む重要なポイントです。
「いわゆるマーケティング文章」に見えてしまうと、読者はすぐに作られた声だと感じ取ります。「少し荒削りでも本物」の方が、信頼を獲得します。
修正・編集を行う場合は、必ずお客様に最終確認してもらう運用にするとトラブルを防げます。
掲載するお客様の声は「より多く」よりも「より適切に」選ぶことが重要です。
たとえば、法人向けシステム開発を提供している会社が、個人の方からの感想を多数掲載しても、ターゲットである法人担当者には刺さりません。逆に「製造業・従業員50名規模の企業での導入事例」は、同じ属性を持つ読者に強く響きます。
声を選ぶ際のポイントは以下の通りです。
掲載する声が多すぎると読まれなくなります。サービスページなら3〜8件、専用の声ページなら10〜30件程度に絞り込み、質の高い声を厳選して掲載しましょう。
お客様の声は「一度掲載したら完了」ではありません。古い声が並び続けているページは、訪問者に「最近の実績はどうなのか」という不安を与えます。定期的に新しい声を追加し、ページを鮮度ある状態に保つことが重要です。
継続的に声を集めるためには、業務フローの中にアンケート送付を組み込むことが必要です。たとえば以下のような仕組みを整えると、担当者の手間を最小化しながら安定的に声が集まります。
また、アンケートに回答してくれたお客様へのお礼(お礼メール・小礼品など)を用意すると、回答率・継続率が上がります。
お客様の声を掲載・更新した効果は、感覚ではなく数値で確認する習慣をつけましょう。確認すべき主な指標は以下の通りです。
| 指標 | 確認方法 | 改善の目安 |
|---|---|---|
| CVR(コンバージョン率) | Googleアナリティクス(GA4)の目標達成数 ÷ セッション数 | 声掲載前後で比較 |
| 滞在時間 | GA4の「平均エンゲージメント時間」 | 声のページが長くなっているか |
| 直帰率 | GA4の「直帰率」 | 声を読んで他のページへ移動しているか |
| 声ページへの流入 | GSC(Googleサーチコンソール)の表示回数・クリック数 | 「お客様の声」関連キーワードの流入増加 |
PDCAを回すには「掲載前のデータ」を必ず記録しておくことが大切です。リニューアルや声の追加を行った日付をGA4のメモ機能やスプレッドシートに残しておくと、効果の検証がしやすくなります。
数値が改善されている場合は現在の施策を継続・拡張し、変化がない場合は声の内容・掲載場所・CTAの位置を見直すサイクルを繰り返すことで、徐々にホームページの効果が向上していきます。
Q. お客様の声を掲載するとき、個人名は必要ですか?
A. 必須ではありません。「大阪府・飲食店オーナー様」「40代・女性・個人事業主様」のような属性表記でも、掲載許可を取った上であれば問題ありません。ただし、実名・顔写真がある方が信頼性は高まります。
Q. お客様の声を集めても、なかなか回答してもらえません。どうすれば良いですか?
A. 回答率を高めるコツは3つあります。①サービス完了直後に送る、②質問を3問以内に絞る、③回答のお礼(割引・プレゼントなど)を用意する。特に「完了直後」のタイミングが最も重要で、時間が経つほど回答率は下がります。
Q. 競合他社と差別化するために、お客様の声はどう使えばよいですか?
A. 競合との違いが明確になる声を選ぶことが効果的です。「他社でも見積もりを取ったが、弊社の提案が一番具体的だった」「制作後のサポートがあるのがここだけだった」など、選ばれた理由が語られる声は差別化の武器になります。
Q. お客様の声ページと、サービスページへの掲載、どちらを優先すべきですか?
A. 両方に掲載するのが理想ですが、優先するならサービスページです。声が購買判断に最も近い場所で機能するのは、サービスの説明を読んでいる場面だからです。お客様の声専用ページはSEO効果を狙う場合や、声の数が揃ってきてからでも遅くありません。
Q. 掲載するお客様の声は何件くらいが適切ですか?
A. トップページは3〜5件、サービスページは3〜8件、専用の声ページは10〜30件が目安です。少なすぎると説得力に欠け、多すぎると読まれなくなります。まずは質の高い声を5件以上集めることを最初の目標にしましょう。
ホームページにお客様の声を掲載することは、信頼感の向上・問い合わせ率の改善・SEO効果など、複数のメリットをもたらします。ただし、「とりあえず掲載する」だけでは効果は限定的です。
この記事で解説したポイントをまとめると、以下のようになります。
弊社では、お客様の声の掲載設計を含めたホームページ制作・リニューアルをご支援しています。「声を集めたいが何から始めればよいかわからない」「既存サイトの問い合わせ率を改善したい」という方は、お気軽にご相談ください。大阪市内はもちろん、全国からのご相談にも対応しています。
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